インフルエンザウイルス抗原迅速検査について
今季流行しているインフルエンザBの検出率が悪いため、原則鼻腔へ綿棒を挿入する手技を第一選択としています
ご希望でしたらはなかみができる方ははなかみで検査することができますが著しく検出率が下がる可能性があることをご了承ください
鼻腔への綿棒挿入での検査
方法:鼻腔に綿棒を挿入して綿棒を粘膜にこすりつけます。それで採取した粘液で検査を行います
長所:その他の手技より検出率が上がります
短所:鼻血が出ることがある
痛い
それでも100%ではない
はなかみでの検査
方法:専用のはなかみ用紙で鼻をかんでもらいその鼻汁を検査を行います
長所:痛くない
短所:検出率が著しく下がる
鼻がかめない、鼻汁が出ない方は検査できない
陰性が出たからといって再検査をその場ではできません
以上のことをご理解の上、はなかみご希望の方はスタッフにお声をおかけ下さい
鼻腔への綿棒挿入での検査では苦痛を和らげるアドバイスとして以下のことをお伝えしています
・頭部を動かさない(小さい子はしっかりと頭部を固定、頭を動かすと痛みの増悪と鼻血の原因となります)
・リラックスする(目を軽く閉じ口をぽかんと開け、口呼吸をゆっくりとする)
・どうしても痛いときは手をお腹の前に手のひら同士でお祈りの姿勢にして握ってください(決して手で払いのけようとしないでください。痛みの増悪と鼻血の原因になります)
鼻血は一旦止まりましてもしばらくは再出血をするがありますのでご了承ください。
迅速検査はインフルエンザの治療を前提とした検査です。当方が治療を選択する上で必要と判断した時のみ行います。職場や教育機関などからの要請での検査は全て自費診療とさせていただいております。
また陰性を確認するための検査としては有用な検査ではありません。陽性であれば感染した確率は非常に高いものとなりますが(それでも偽陽性はあります)、陰性だから感染していないという証明にはなりませんのでご注意ください(感染成立からの時間によって正確性が左右されます)
保険適応は以下のようになっています
・初回検査から48時間以内2回まで
(つまり治療適応範囲内まで)
・最終検査から最低1週間あけること
・月計4回まで
それ以外は全て自費診療となりますのでご注意ください!